工業高校 入学から続く男ばかりの生活。恋愛経験無し、恥ずかしい童貞だ。そして、時間的「限界」を感じ、色々対策をした。そこで、体験した苦労、思いを書いた苦労記です。


by joao_tcm
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オタクの街に広がる格差

 工業高校卒の僕にとって、心の安らぎを感じる街、それが秋葉原だった。
新宿、渋谷、池袋という街とは違い、カップルなんていないし、自分と全く生きるような世界が違うお洒落な人たちもいなかった。
 しかし、現在は、光景が変わった・・
相変わらず、美少女系アニメゲームやメイド喫茶などに、寄り付くオタクの集団がいる一方で、明らかに、容姿の違う、カップルや家族連れを見かけるようになった。

 しかし、その新顔達は、今まで通りのおたく達を見て、「生理的拒絶反応」を起こしていたり、どこか秘境に出かけ、そこにいる珍しい民族を見るかのような目で、オタク達を見ている。

 今まで通りのオタク達と新しい人たちの出現で、工業高校卒の僕も、秋葉原へ行く事が、安らぎや癒しでは無くなってきた。

 最近、思うことがある。
 工業高校卒で、関連する仕事だから、技能系、コミュニケーション苦手、女性と接する機会が少ないから、それも苦手でも、一方で、男女雇用機会均等法の影響による女性進出、正社員には、専門的な技能をよりも、汎用性を求める人材育成方針などの社会の変化により、オタク、コミュニケーション苦手が、いる場所は、徐々に少なくなっていると思う。
 そして、ついに、秋葉原も、色々な人がやってくる街に変貌し、オタクの居場所は、進捗されつつあるのだろうなと思った。

 また、技能職も需要に変化がでてきている。
 工業高校が大量に設置された時代は、工場などで、ものづくりを黙々とする人たちの需要があった。
 しかし、近年は消費低迷、公共事業の削減、そして、工場の海外移転などで、需要は無くなった。
 最近は、コンピュータプログラマーという比較的新しい分野の技能職も海外移転や外国人の採用が増えている。
 僕の職場の近所にも、ソフトウエア開発企業があるが、スーツを着て出入りしている人以外のカジュアルウエアを着て出入りしている人たちの口からは、日本語ではなく、中国語が飛び交っているのが現実である。

 一方で、少子高齢化、働く女性が増えたからこそ、増えている職種もある。
介護ヘルパーや保育士などの需要だ。
 これらも、どちらかと言うと、技能職。
 だから、工業高校のように、実業学校的な学校へ進学するという点では同じだ。
ただ、一番違うことがある。
 それは、これらの仕事をやるには、人と接する力、コミュニケーション力が必要という事だ。
まあ、黙々とパソコンとオトモダチである工業高校卒の僕では、毎日が、戦いであろう。
 (個人的には、そういう仕事をして、この工業高校や男ばかりの技能職で廃用してしまったコミュニケーション力や人と接する力をリハビリする為にやってみたい気持ちもあるが)
 そう!何ヶ月か前にテレビを見たことがある。
地方のゼネコン下請け会社で、公共事業が減り、会社経営がジリ貧状態。
会社はなんとか、継続させるために、いろいろなビジネスを模索。
その中に、介護ビジネスと言うのがあった。
それにチャレンジするために、ヘルパーの講習会を受けているシーンが出ていたが、見ていて酷だったなあ。
七三分けし、○○建設と書いてあるらくだ色の作業着を着た、いかにも職人的な、長年、この道一本でやってきた人が、要介護者に見立てたマネキンを抱きかかえる手が震えていた。
「はい、これから起こしますよ」というような掛け声も、震えていたし、どもっていた。

 今、コミュニケーションが苦手な僕達、工業高校卒のような人がいる聖地が無くなったり、新しい顔の出現で、居場所がどんどん侵食されている事を感じる世の中となった。
 もう、仕事では職人的技能職、プライベートでも、オタクでは、生きられないと感じ危機感を持つようになった。

 ああ、やっぱり、俺の悪さは、工業高校へ進学してしまった事だ。
ほんと、15歳の誤った選択が、今の不幸を招いていると強く思う。
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by joao_tcm | 2005-10-29 17:15 | 今日の出来事