工業高校 入学から続く男ばかりの生活。恋愛経験無し、恥ずかしい童貞だ。そして、時間的「限界」を感じ、色々対策をした。そこで、体験した苦労、思いを書いた苦労記です。


by joao_tcm
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天才か天災

現場の職場に「少し現場の様子も見て来い」というところなのか、日本でトップクラスの国立大学院卒の人が転勤してきた。
前職は「なんとか技術研究センター」だとか、うーん、さっぱりわからん。

職場の仲間として、休憩時間等で話をする事は多々あるが、時事の話題でも言っている事が難しくて俺にはさっぱりわからん、頭の中で土星や太陽が飛び回っている・・・

ただ、ちょっと思ったのが誰でもニュース等で報じられ、知っている話題であっても、彼の視点はかなり独創的で、その変った視点で言うため、話が難しいのだと。

そんな事を感じつつ、職場にその彼の前の上司がやってきた。
上司は部下の事を悪く言わないのはもちろんだが、今の上司にこういった。

「○○くんは本当に頭が良くて、考え方が独創的なんですよ。彼の視点をどんどん生かしてください」と。

考え方が独創的、視点が一般的な人と違う、だから天才ということなのだ。・・・


しかし、もし、彼がトップクラスの大学院卒では無く、親をはじめとする家庭的な事情等で、いい教育の機会に恵まれず、工業高校卒だったら、どうだろうか・・・


その変った視点や独創的な考え方は、単に「普通じゃない人の考え方」「変わり者」「変人」「対人障害」とか言われるだろう。
まあ、悪く病的な言い方をすれば「発達障害」の一種になるだろう。


そう、こういう事だ。
ご存知の通り「発達障害」というのは人と感覚がずれていたりして対人関係に苦労する面もあれば、一方で、特定の分野に長けていて、大活躍をする人もいる。
多くの歴史的科学者がアスペルガー症候群などの発達障害の傾向があった事は有名な話である。
また、ゲームクリエイターや漫画家や音楽家と言った芸術的な分野においてもそういう人は多い。


ここでポイントなのは、いい教育の機会に恵まれた人は、その長けている分野が飛躍的に伸びて、その長けている分野で仕事をして、高給取りになる。
一方で両親などをはじめ周囲の人が無知、貧乏等で、その長けている分野を伸ばす教育をする機会に恵まれず工業高校卒と言った低学歴で才能を生かすチャンスさえ無い状態で普通の作業員やサラリーマンとなれば、普通の対人関係は上手く行かず、変わり者、変人、仕事ができない人と言う状態になり、低賃金で一生貧乏で不幸な人生を送るという事になるという事だ。

正しく天才になるか、天災を引き起こす人間になってしまうのか、いかに周囲に恵まれるかによって決ってしまうのだ。

もちろん、大人になれば、その恵みは自分で探さないといけないが、未成年のうちは、親や周囲の教育に対する意識や知識の深さで、その子供の人生が決ってしまうと言う事だ。

例えば、凶悪犯罪を犯し死刑囚となっている人の中には、拘置中に絵画を制作したり、本などの原稿を執筆している人もいる。
これらだって、元々持っている能力が無ければできない事なので、彼らがそういう自分の才能を生かしてくれる機会に恵まれていたら、凶悪犯人にならずに済んだのかも知れない・・・

いかに自分の個性や性格に合った人に恵まれて、自分が持っている潜在的能力を引き出すことができるかが、重要なポイントであり、一律、同じモノを作り続けることを要求される工業高校の分野は、こういう「変わり者の天才予備軍」にはもっとも、悪い学習環境なんだと思う。
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by joao_tcm | 2014-07-30 11:07 | 今日の出来事