工業高校 入学から続く男ばかりの生活。恋愛経験無し、恥ずかしい童貞だ。そして、時間的「限界」を感じ、色々対策をした。そこで、体験した苦労、思いを書いた苦労記です。


by joao_tcm
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裏方の仕事は報われない・・・・

今日の山手線のトラブル、「またか?」と言う感じだった。
数ヶ月前にも、線路の下の道路工事で、線路が変形するという事故があったばかりだ。

しかし、一般の乗客は、この下で、何が行われているか、全く気付かなかっただろう。
そして、この事故により、「こんなところで、工事が行われていた」と初めて知るのだ。
皮肉だけど、裏方の仕事が、ここで、一般人に伝わったのだ。

こういう事故の原因は、人の目に付く、華やかな仕事だけが評価され、一方で、見えない仕事は評価されない。
だから、安全に対して、作業に対して、モチベーションが無意識のうちに下がってしまっているんじゃないだろうか?

尼崎事故から約1年、尼崎の事故の特集もやっているなかで、鉄道会社の社長は、このように振り帰っていた。
「安全という部分は、地味な部分で、華やかな事業(運行管理システムなど)が優先され、ATS-Pの整備が後回しになった」みたいな事を、テレビのインタービューで言っていた。

たしかに、社長の言い分はわかる。
お客様の目に見える、案内表示をしたりする運行管理システムは、設置する事で「サービスを良くしている」という好印象を与える。

一方で、ATS-Pの整備はどうだろう。
線路に、ATS-Pの地上子(センサー)が、設置されても、鉄道マニアでさえ、気付くのは、わずかだろう。
一般の乗客が、旧型ATS(ATS-SW)から、ATS-Pになっても、誰も気付かないだろう。
そして、ATS-Pが、どんなに高度な技術を駆使して動いているシステムだという事も気づかないだろう。

話は逸れたが、安全装置の話、山手線にも言えることだ。
山手線は、運転台の速度計に信号が行事されるATCを使っているが、今、そのATCの機能+ATS-Pのような停止パターンを計算して、走るべき速度を指示できる、デジタルATCを整備している途中である。
線路際に新しい装置や、線路には新しいセンサーや標識が徐々に設置されているが、一般の乗客は誰も気付かないだろう。

どんなに苦労しても、どんなに頑張っても、「やって当たり前」が裏方の仕事。
華やかな仕事しか、評価されない世の中、注目されない世の中では、このよう見えないところのほころび原因で、起きる事故は、防げないだろうし、今後、もっと増えるだろう。

今日の線路異常に関して、現場担当者、工事などを請け負った協力会社だけが責任を負うような事が無い事を願いたい。

工業高校卒の僕も、分野は違うが、地味な裏方の仕事だ。
俺の勤める会社でも、営業や企画という職種の人たちが、スーツを着て、取引会社とのパーティーに出席している人だけが、評価され、俺たちは、どんなに無理な納期も守り、品質を維持して、頑張っても「やって当たり前」の状態だ。

はっきり言って、俺には、他人事と思えない事故だった。

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by joao_tcm | 2006-04-24 22:37 | 今日の出来事